菌床のマチ ―木密地域の糀文化再生による手前暮らしの提案― Fungus bed neighborhood: New temae -gurashi life style with revived Jiuqu culture in a wooden densely built area in Bunkyo City-
青山剛士 Goshi Aoyama
作品コンセプト
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「手前味噌」‥自分の事を誇ること。自慢。手味噌。
東京都文京区かつてそこには、糀を区画の内側でつくることで住民が手作りの味噌を自慢し合う「手前味噌」と呼ばれる糀文化があった。「様々なものを目に見えて共有し、育てることで得られていた地域の直接的な経済利益や、地域コミュニティが自然につながる機会が失われ、インフラが地域の活力に寄与しないことが問題現代の働きと人の生活との関わりを希薄化する地域コミュニティが活力を維持するには、のように風景の一部として「目に見える」インフラが求められる。
コミュニティやシェアの重要性が唱えられる現代だからこそ、この糀文化のように、産業と文化が一体化し、風景の一部になるようなマチのインフラを再興することが必要だと考える。
本計画では、糀製造の文化を住宅の区画内に新たな形で挿入することで、人々の暮らしが近代以降の受動的な暮らしから、互いに自慢し合い、分け合うような、「手前暮らしのマチ」へと転換する姿を提案する。
There was a koji culture called "Temae-miso", which people boast about handmade miso to each other in Bunkyo Ward.
However, the factory of the koji advanced, such a life culture became a ruin. Therefore, it is necessary to rethink koji culture like boasting themselves even the small things. By building each process of the koji factory into a block, that culture appears in a new local community is formed.