農知の波紋-人と大地と湖を繋ぐ農地活用の提案- Ripples of agri-knowledge : A farm park to connect people, land, and Lake Biwa
傍島靖葉 Yasuha SOBAJIMA
作品コンセプト
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かつて農業は生きる上で必要不可欠な営みであり、人々の生活風景の一部にいつも農景観があった。しかし、今はどうだろうか。近代以降全国的に機械化や圃場整備が進み、農業の経営規模は拡大したが、農地は、今や農作物を生産するために存在する場所になり、生活の風景から農景観は乖離しつつあるのではないだろうか。今後も農に関わる人を維持、増加していくには、町と農が一体となった町の風景を再編し、そのまちづくりとライフスタイルの可能性を考える必要がある。
生産の場と化した農地に、農と共にある生活を楽しむ拠点として、農に関わる多面的な活動を繋ぐハブ機能を持つ農業公園を提案する。
提案を通して、農と町が一体になってできる、町の風景とライフスタイルが、将来的に他の農地にも波及することを期待する。
There always used to be the farming landscape as part of the daily lives, but what about now?
I consider the possibility of community development is integrated with agriculture and lifestyles through the agricultural park that integrated with the base of village-based farming organization that has the function of connecting various activities related to agriculture in the farmland as production base.