可変機構×日常×一時避難 Variable mechanism x daily life x temporary evacuation
大島佳奈子 Kanako OSHIMA
作品コンセプト
- JP
- EN
本計画では可変機構を用いた建築計画を提案する。可変機構を利用することは空間形成を豊かにすることができると考える。例えば2人でカフェに入った時、4人席しか空いていなかったとする。その時に4人席を2人席にすることができたらより多くの人が座ることができる。このようにある時は個人スペースに、ある時は大空間にできるという空間生成は様々な場面で活用できると考えられる。これを可変可能な空間生成と呼ぶ。
このような、可変可能な建築には既存の建築に工事を行わず追設的に空間を生成できるという利点がある。また、可変できるという性質から土地面積が小さい所や大きい所などのどんな場所にも計画できるという利点がある。
本計画では①公共施設の利用目的に応じた空間変化と②その施設が災害などの非日常に人々が逃げて来る避難所になるという日常から非日常への変化を可変と捉え、建築計画を行う。
This proposal suggests an architectural plan utilizing adaptable mechanisms to enhance spatial versatility. The flexible design allows dynamic adjustments based on the intended use, optimizing space for public facilities. It offers the advantage of supplementary spatial generation without structural modifications, making it applicable in various locations. The plan focuses on adapting spaces for public facility purposes and transforming them into emergency shelters during unforeseen events, bridging the transition from routine to crisis seamlessly.