鎮守の樹 Guardianship of Tree
岡本伶 Satoshi Okamoto
作品コンセプト
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現代の人間の身の回りにある自然はどのようなものなのだろうか。
かつてのまちは小さく徒歩圏内に自然が存在し、人と自然は密接に
関係し合い存在していた。しかし、都市開発により自然との距離を
とりながらまちが拡大したことで自然は人間の生活から隔離された
ものとなり、自然との関係が希薄になり自然への意識も薄れてしまった。現代の都市において“自然”として扱われているものは街路樹や公
園など人間が計画的に配置し管理しているものである。この危険を
排除した“自然”により我々の生活は守られている。しかし一方で
現代人はより野生に近い自然を求めキャンプや登山などのアウトド
アを楽しんでいる。
The state of nature has been questioned these days. Nature that is controlled by humans and nature that is not controlled by humans. I believe that we need to coexist with nature that is not controlled by humans.