浄化の火、包容の土 -自然信仰と弔いが共生する祈りの場- Cleansing Flame, Enveloping Soil -A Sanctuary for the Coexistence of Nature Faith and Remembrance-
長谷川らら Lara Hasegawa
作品コンセプト
- JP
- EN
広島県の宮島は、観光地として賑わう一方、古くから神の島と呼ばれる自然信仰の聖地であり、死を「穢れ」として島から遠ざけてきた歴史を持つ。現代ではその禁忌も薄れ、島内での葬儀も日常的に行われるようになったが、依然として火葬施設や墓は無く、最期には故人を対岸へと送り出さなければならない。これは、神聖な自然に見守られて旅立ちたいという故人や遺族の願いを、どこか事務的なものにしてはいないか。
本来の自然信仰において、死とは忌むべきものではない。それは、浄化の象徴である「火」に抱かれ、生命の母体である「土」へと溶け込む、自然の循環のプロセスであったはずである。
本設計では、火と土の体験を通して自然信仰と弔いを結びつけることで、最期まで故人に寄り添うことのできる祈りの場を創出し、宮島の新しい葬送の形を提案する。
Historically excluding death as "impurity," Miyajima lacks burial facilities, making final departures feel administrative. This project redefines mourning by integrating fire and earth into its architecture. Reconnecting nature worship with funeral rites, it transforms the journey into a sacred return and an intimate, sacred union with the nature worship.







