立命館大学理工学部建築都市デザイン学科2020年度 卒業設計展 On-Line Ritsumeikan University Department of Architecture & Urban Design Thesis Design On-Line Exhibition

愛宕山霊山-斜面のゆらぎによる静動空間- Mt. Atago burial ground: stillness, motion, and topographical fluctuation

中田洋誠 Hironobu Nakada

作品コンセプト

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近年、社会が高度化・高速化し、現代人は経済優先の生き方を強いられている。その中で、忙しさのあまり自己と向き合う機会を失い、自分を見失う人が増えている。改めて人生の貴重さを認識し、限られた時間をより充実させたいという思いを呼び起さなければならない。
古来より、日本人の精神文化を支えるものに山がある。山岳信仰があるように山に神を司り、死者の魂は山とともに浄化されると信じられていた。山に対する恩恵と畏怖は生と死に通じるものだと思う。山に葬送のための場所を計画することで、非日常的な生命の循環と魂の浄化の世界に身を置き、日常の豊かさを見いだすことができると考える。
四季折々の景観に囲まれた静寂のなか、人々は各々の目的をもって心の潤いを求め魂が浄化されるこの地を、人の営みと自然の営みが紡ぎ合わされる場として提案する。

Each person seeks peace of mind in a unique way. Therefore, I propose here a place where human activities and natural dynamics are combined and integrated in the silence, surrounded by the scenery of the four seasons, and let a person choose a site that he/she thinks most suitable to purify his/her soul.