成長する教科書~地域と共生する親子育ての提案~ An architecture as a coursebook to ever revise together -A place for parents and children to grow mutually within the community- Rio YAMAMOTO
山本理央 YAMAMOTO Rio
作品コンセプト
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日本の昔の子育て環境は地域の人々が集まる情報共有の場に支えられていた。一方で、現代の子育て環境は地域コミュニティの希薄化に伴い、答えの無い子育ての情報や悩みを共有する機会もまた失われ、家庭の負担が大きくなる傾向にある。そこで、子育てに悩みをもつ人々が本に情報を求めるイメージから、親子の活動風景が”子育ての教科書”となるような新しい子育て環境を構築した。子育てに悩む人はこの建築を訪れて、同じ悩みを抱える親子と共に日常の子育て空間を体験し、親子ともに成長する。そして、その風景が教科書の次の1ページとして、新たにこの建築を訪れる親子に子育てのヒントを提供する。また、この建築は子育てを経験した世代や、これからの世代も含めた地域に開かれており、人々の交流を通して子育て世代を孤立させない。こうした親子の安心できる場所を提供する建築は、親子の負担を軽減し、家庭内で起こる子育て問題を予防的に対応する。
A new child-rearing environment, the architecture “textbook for childcare” is invented.
People who are worried about childcare visit this architecture, experience the daily child-raising space with other family, and grow up together with parents and children.
Then, the scenery will be the next page of the textbook, giving hints for childcare to next parents.
This architecture provides parents and children warm and safe place, also prevent child-rearing problems at home.